「まほろばの地、佐賀での合同総会」

日本タングステン株式会社
品質保証部 主幹  伊藤 博

 5月16日から17日にかけて 佐賀県唐津市呼子にて、技術・分析・環境改善の3委員会合同総会を開催致しました。日頃の委員会メンバーの行いもよいこともあり、両日ともに快晴に恵まれました。

 合同総会の見学として、1日目に、名護屋城跡、玄海原子力発電所エネルギーパーク、2日目に、吉野ヶ里公園、九州国立博物館をまわりました。まほろばの地、佐賀にふさわしい、玄海原子力発電所と吉野ヶ里公園を紹介致します。

 玄海原子力発電所は佐賀県東松浦半島の玄海町に位置し、周辺には豊臣秀吉ゆかりの名護屋城跡や、海のきれいな波戸岬や加部島など、また、食べ物では“いか”で有名な呼子があり、風光明媚なところです。

 発電所の資料館であるエネルギーパークでは、実物大の原子炉模型に唖然としながら、原子炉模型の周囲の回廊を進みつつ、原子炉の原理から屈強な構造、ウラン鉱石の精製プロセス等の説明を受けました。展示物はよく整理されていてわかりやすく、興味深いものとなっていました。最後は、原子力発電所を見渡せる玄海展望ルームに入り、眼の前には、何故か原子力発電所周囲に風力発電の羽根が回っていました。人工と自然のエネルギーが一体化となって、青い海とのコントラストが素晴らしい情景でした。

 玄海原子力発電所


 2日目の見学地、吉野ヶ里公園は、佐賀県神埼郡の旧三町村(旧神崎町、旧三田川町、旧東背振村)にまたがる弥生時代の日本最大級の環濠集落遺跡が整備された歴史公園です。近代的な歴史公園センターを抜けると、そこは弥生時代そのもので種々の建物が復元されています。弥生時代の人々の生活を彷彿とさせる南内郭、卑弥呼がいたのではと思わせる主祭殿を中心とした北内郭、古代の人々が眠る甕棺、見るもの全てが古代にいざなうものばかりでした。

 ここ吉野ヶ里公園で目に付くのは、各環濠入り口に設置された木の門で、その門の上には鳥のオブジェがありました。この門は黄泉の世界との結界で、鳥は神聖なものを表し、現代の“鳥居”に通ずるものと説明を受けました。神聖なる古代人の意識を垣間見たような気がしました。その門を高倉からみるとその環濠の世界観が伺えるようでした。
 吉野ヶ里公園(主祭殿)  吉野ヶ里公園(鳥のオブジェ

 弥生人が目の前に出てきてもおかしくない遺跡の中に、現代人が見学している様は何か不思議な感じがしました。見学当日は快晴かつ暑く、笠をかぶっての見学となりました。

 今回の合同委員会の見学は、現代と古代を象徴するところをまわり、有意義な収穫があったものと考えています。現代も古代もいずれもかわらぬ大きな人間の存在に驚くものとなりました


       合同総会メンバー吉野ヶ里公園にて

 

以上